つれづれベースボール。

野球にまつわる話題を楽しく気ままにお届けします

高校野球

【甲子園】野球部マネージャーの仕事内容や規定は?なぜグラウンドに出るのはダメだった?

2017/05/29

TSJ85_kawamuraouen20150208103603_TP_V

甲子園出場を決めると高校球児はもちろん野球部に関わった人すべてが嬉しいことです。学校をあげて応援にいくこともよくあります。共学であれば野球部は女性マネージャーが務めるケースが多いです。しかし、甲子園での女性マネージャーはベンチに入ることはできますが、これまでグラウンドで練習を手伝うことさえできませんでした。2016年夏の甲子園大会の甲子園練習でユニフォーム姿の女性マネージャーが話題になりましたね。

今回は、甲子園でのマネージャーの仕事内容や規定などを調べてみました。高校野球ファンの方でも意外に知らない情報もあると思いますよ。

スポンサーリンク

 

甲子園での野球部マネージャーの仕事内容は?

甲子園での野球部マネージャーの仕事は主に選手のサポートを行う役割となります。具体的には飲み物を準備したり、投手が投げた後の肩やひじを冷やすための氷を準備したりします。試合中は主にスコアブックをつけるのが仕事となります。ベンチに座り一球一球スコアをつけていきます。

試合以外では練習のために用具を準備することもあります。選手が試合で最大のパフォーマンスができるように考えているのがマネ―ジャーです。

学校によっては汚れた練習着などを洗濯する学校などもあるようですが、最近は自主性を育む観点から、身の回りの自分でできることは選手自身がやるようにしている学校も多くあります。

 

なぜグランドに出るのはダメ?規定はどうなっている?

2016年8月の甲子園大会開幕前の甲子園練習の時に話題になりました。大分代表の大分高女子マネージャーがユニフォームを着て甲子園球場に立ちノックの手伝いをしていたところ、大会本部から止められました。様々な意見が飛び交いました。甲子園練習の規定については「ユニフォームを着ていない記録員(マネージャー)は練習に参加できない。」という内容が記載されています。この項目には性別が記載されていません。

しかし、各校に配布されている「代表校・応援団の手引き」には練習補助員については男子部員に限るとの記載がされています。結論から言うと女性が甲子園球場の土を踏んで野球に関わることができないということになっていました。大会本部としては聖地甲子園は男子の熱い戦いの場という思いなどもあるようですが、あくまでも女性が球場内で野球の手伝いをすると危険ということが理由にはなっています。

ですが、2016年12月に高野連でこのことについて新しい決まりごとができました。女性マネージャーでも甲子園練習に参加できるようになったんです。2017年選抜大会の21世紀枠では、出場した岩手県の不来方高校、多治見高校(岐阜)、中村高校(高知)の女子マネージャーが練習をサポートしたことでも話題になりました。これから、このような光景があたりまえになってくるのだと思われます。

スポンサーリンク

 

野球部マネージャーの豆知識情報!

高校野球のマネージャーはいつも選手の近くにいます。ですから、選手の細かい表情の変化などは気付きやすいと思います。野球の技術に対しての声は中々かけずらいですが、力が入っていてリラックスして欲しい時は選手の心理面のサポートはできます。

甲子園球場では気持ちも高ぶり、自分を見失うこともあります。そんな時に冷静さを取り戻させてくれるのがマネージャーの一言だったりします。選手のことを分析していないと出来ないことですが、マネージャーならではの見方で選手の気持ちを落ち着ける一言はとても重要です。

例えば「きつい練習に耐えてきたんだから絶対やれるよ」や「甲子園なんだから野球をもっと楽しまないと・・・」みたいな何気ない言葉ですね。人って一言声をかけられるだけで気持ちも全然違ってくるものですよ。

 

まとめ

・甲子園での甲子園練習は2017年春の選抜大会から女子マネージャーもグラウンドに立つことができるようになりました。

・マネージャーの甲子園での試合中の主な役割はスコアブックの記入。

・マネージャーならではの目線で選手をリラックスさせる言葉が選手の更なる力をかきたてます!!

スポンサーリンク

-高校野球

こんな記事も読まれています