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沢村賞の条件・資格や基準は?歴代受賞者や賞金もチェック【プロ野球】

2017/09/29

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プロ野球にはベストナインや、ゴールデングラブ賞、各成績の個人賞など様々な記録やタイトルがありますが、投手部門で「沢村賞」という賞があります。投手の最高峰の賞なのですが、名前は聞いたことがあっても、その詳細について詳しくない方も多いことでしょう。

今回はプロ野球における「沢村賞」の条件・資格や基準に加えて、歴代受賞者や賞金についてまとめてみました。歴代受賞者は当たり前ですが名投手ばかりですので、是非チェックしてみて下さいね。

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沢村賞ってなに?

沢村賞とは沢村栄治を記念してつくられた賞です。正式名は沢村栄治賞です。

沢村栄治は1917年三重県生まれで戦前の日米野球であのベーブルースから三振を奪ったことでも有名です。
プロ野球での成績は読売巨人軍のエースとして3度のノーヒットノーランも記録しています。ちなみに通算の成績は63勝22敗、防御率1.74です。

巨人軍での背番号は14で今では永久欠番の番号になっています。

【巨人】選手や監督・コーチの背番号一覧!歴代永久欠番も調査

 

沢村栄治さんは剛腕の伝説も多く残されています。その後、徴兵などにより負傷したこともあり、引退しましたが、1944年27歳の若さで戦死しました。その3年後の1947年に沢村栄治を称えた賞として制定されたのが沢村賞です。

 

条件・資格や基準について

選考する上での条件・資格や基準がいくつかあります。まず選考対象としてはその年における先発完投型の投手で、選考基準は7項目あります。

・登板試合数 25試合以上

・完投試合数 10試合以上

・勝利数   15勝以上

・勝率    6割以上

・投球回数  200イニング以上

・奪三振   150個以上

・防御率   2.50以下

見て頂いて分かるとおり、沢村賞の選考項目はかなり厳しいものとなっています。

この成績を残すのは真のエース投手でないとクリアできない項目ばかりです。また先発完投型ということで、必然的に対象になれない選手もいます。今の野球界は投手の分業が当たり前なので仕方ないところですが、中継ぎや抑えでも好投手はとりたくてもとれない賞なんですね。

 

歴代受賞者一覧!

ここでは歴代受賞者を紹介します。

年度 名前 所属 登板 完投 勝利 勝率 投球回 奪三振 防御率
1947年 別所昭 南海 55 47 30 .612 448 1/3 191 1.86
1948年 中尾碩志 巨人 47 25 27 .692 343 187 1.84
1949年 藤本英雄 巨人 39 29 24 .774 288 137 1.94
1950年 真田重男 松竹 61 28 39 .765 395 2/3 191 3.05
1951年 杉下茂 名古屋 58 15 28 .683 290 1/3 147 2.35
1952年 杉下茂 名古屋 61 25 32 .696 355 2/3 160 2.33
1953年 大友工 巨人 43 22 27 .818 281 1/3 173 1.85
1954年 杉下茂 中日 63 27 32 .727 395 1/3 273 1.39
1955年 別所毅彦 巨人 50 17 23 .742 312 152 1.33
1956年 金田正一 国鉄 68 24 25 .556 367 1/3 316 1.74
1957年 金田正一 国鉄 61 25 28 .636 353 306 1.63
1958年 金田正一 国鉄 56 22 31 .689 332 1/3 311 1.30
1959年 村山実 大阪 54 19 18 .643 295 1/3 294 1.19
1960年 堀本律雄 巨人 69 26 29 .617 364 2/3 210 2.00
1961年 権藤博 中日 69 32 35 .648 429 1/3 310 1.70
1962年 小山正明 阪神 47 26 27 .711 352 2/3 270 1.66
1963年 伊藤芳明 巨人 39 18 19 .704 236 1/3 166 1.90
1964年 G・バッキー 阪神 46 24 29 .763 353 1/3 200 1.89
1965年 村山実 阪神 39 26 25 .658 307 2/3 205 1.96
1966年 村山実 阪神 38 24 24 .727 290 1/3 207 1.55
1966年 堀内恒夫 巨人 33 14 16 .889 181 117 1.39
1967年 小川健太郎 中日 55 16 29 .707 279 2/3 178 2.51
1968年 江夏豊 阪神 48 26 25 .676 329 401 2.13
1969年 高橋一三 巨人 45 19 22 .815 256 221 2.21
1970年 平松正次 大洋 51 23 25 .568 332 2/3 182 1.95
1971年 該当者なし
1972年 堀内恒夫 巨人 48 26 26 .743 312 203 2.91
1973年 高橋一三 巨人 45 24 23 .639 306 1/3 238 2.21
1974年 星野仙一 中日 49 7 15 .625 188 137 2.87
1975年 外木場義郎 広島 41 17 20 .606 287 193 2.95
1976年 池谷公二郎 広島 51 18 20 .571 290 1/3 207 3.26
1977年 小林繁 巨人 42 11 18 .692 216 1/3 155 2.92
1978年 松岡弘 ヤクルト 43 11 16 .593 199 1/3 119 3.75
1979年 小林繁 阪神 37 17 22 .710 273 2/3 200 2.89
1980年 該当者なし
1981年 西本聖 巨人 34 14 18 .600 257 2/3 126 2.58
1982年 北別府学 広島 36 19 20 .714 267 1/3 184 2.43
1983年 遠藤一彦 大洋 36 16 18 .667 238 1/3 186 2.87
1984年 該当者なし
1985年 小松辰雄 中日 33 14 17 .680 210 1/3 172 2.65
1986年 北別府学 広島 30 17 18 .818 230 123 2.43
1987年 桑田真澄 巨人 28 14 15 .714 207 2/3 151 2.17
1988年 大野豊 広島 24 14 13 .650 185 183 1.70
1989年 斎藤雅樹 巨人 30 21 20 .741 245 182 1.62
1990年 野茂英雄 近鉄 29 21 18 .692 235 287 2.91
1991年 佐々岡真司 広島 33 13 17 .654 240 213 2.44
1992年 石井丈裕 西武 27 8 15 .833 148 1/3 123 1.94
1993年 今中慎二 中日 31 14 17 .708 249 247 2.20
1994年 山本昌広 中日 29 14 19 .704 214 148 3.49
1995年 斎藤雅樹 巨人 28 16 18 .643 213 187 2.70
1996年 斎藤雅樹 巨人 25 8 16 .800 187 158 2.36
1997年 西口文也 西武 32 10 15 .750 207 2/3 192 3.12
1998年 川崎憲次郎 ヤクルト 29 9 17 .630 204 1/3 94 3.04
1999年 上原浩治 巨人 25 12 20 .833 197 2/3 179 2.09
2000年 該当者なし
2001年 松坂大輔 西武 33 12 15 .500 240 1/3 214 3.60
2002年 上原浩治 巨人 26 6 17 .773 204 182 2.60
2003年 井川慶 阪神 29 8 20 .800 206 179 2.80
2003年 斉藤和巳 ダイエー 26 5 20 .870 194 160 2.83
2004年 川上憲伸 中日 27 5 17 .708 192 1/3 176 3.32
2005年 杉内俊哉 ソフトバンク 26 8 18 .818 196 2/3 218 2.11
2006年 斉藤和巳 ソフトバンク 26 8 18 .783 201 205 1.75
2007年 ダルビッシュ有 日本ハム 26 12 15 .750 207 2/3 210 1.82
2008年 岩隈久志 楽天 28 5 21 .840 201 2/3 159 1.87
2009年 涌井秀章 西武 27 11 16 .727 211 2/3 199 2.30
2010年 前田健太 広島 28 6 15 .652 215 2/3 174 2.21
2011年 田中将大 楽天 27 14 19 .792 226 1/3 241 1.27
2012年 摂津正 ソフトバンク 27 3 17 .773 193 1/3 153 1.91
2013年 田中将大 楽天 28 8 24 1.000 212 183 1.27
2014年 金子千尋 オリックス 26 4 16 .762 191 199 1.98
2015年 前田健太 広島 29 5 15 .652 206 1/3 175 2.09
2016年 K・ジョンソン 広島 26 3 15 .682 180 1/3 141 2.15

歴代受賞者はエース投手ばかりですね。真のエースといって相応しい方々ですね。

そして注目すべきは「該当者なし」の年も多くあるということです。毎年選手される訳ではなく、条件や資格を満たした選手がいれば、与えられるという本当に難しい賞であることがよく分かります。

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賞金はもらえる?

沢村賞の受賞者には賞金300万と金杯が貰えます。

もちろん賞金も凄い額ですが、この賞はプロ野球の先発投手であってももらえるかどうかは分からない賞で、プロ野球選手の中でもかなり価値の高い賞です。

ですから、プロ野球選手にとっては自らの名誉のためにもとりたいと思える賞と言っても良いと思います。

 

以上、「沢村賞」について見てきましたが、投手にとって名誉ある記録といえば、200勝という記録もあります。こちらも難易度の高い超一流投手でないとマークできない記録になりますので、興味のある方は合わせてチェックしてみて下さいね。名球会に入る条件にもなっている記録になります。

200勝の歴代達成者まとめ!最速と最年少は誰でいつ?【プロ野球】

 

まとめ

・1950年~1960年代の登板数、完投数の数の凄さが目立ちます。昔は投手の分業化もされておらず、それだけ体が強かったことが証明されていますね!!

・今の時代においては完投数等はチーム事情や投手の肩、肘を考慮して選考されるようになってきてるのが分かります。

・沢村賞は先発投手の名誉の賞!!

 

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