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マダックスってどんな意味?歴代達成者や評価も調査!【メジャーリーグ】

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4月27日(日本時間4月28日)にニューヨークヤンキース田中将大投手が宿敵ボストンレッドソックスに対して3対0で完封勝利をおさめました。先発投手であれば完封勝利も時々ありますが、アメリカのメジャーリーグは先発投手の投球数は基本100球くらいをめどに交代をします。投手の分業制が進んでいると言えますね。

日本でも中継ぎ、セットアッパー、クローザーとアメリカ野球にちなんで投手の分業制が一昔前に比べて当たり前になりました。

ですから、分業制が進んでいる分、先発投手の完投が少なくなっています。このようなことを考えるとアメリカメジャーリーグで完封勝利をするということは素晴らしい成績の一つです。

田中投手がこの完封勝利で「マダックス」と呼ばれました。野球好きな方は「マダックス」と言えば聞いたことがある方も多いかも知れませんが、今回なぜ田中投手の完封が「マダックス」と言われるのか!?その、「マダックス」について意味や歴代達成者、そしてその評価について調べてみました。野球好きな方は是非知っておきたい情報だと思いますよ!!

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マダックスって何?

「マダックス」とは元メジャーリーガーで1990年代に大活躍した投手です。マダックス投手は現役通算355勝をあげました。素晴らしいコントロールが持ち味で精密機械とも言われていました。

その素晴らしいコントロールから打者を打ち取っていく投球で勝ち星を積み重ねました。そして注目すべきはマダックス投手は100球未満で完封勝利を13回も成し遂げているんです。それ以来、メジャーリーグでは100球未満で完封勝利をすると、「マダックス」と呼ばれるようになりました。

100球未満ということは多くの打者を出塁させてしまっては難しくなります。ですから、基本は無四球でないと中々できない記録なんですね。安打も数本で抑えないと達成出来ない数字ですので、コントロールよく打者を打ち取ることが求められます。

 

マダックス投手のプロフィール

1986年からメジャーリーグシカゴ・カブスでメジャーデビューをしました。

その後は、アトランタ・ブレーブス⇒シカゴ・カブス⇒ロサンゼルス・ドジャース⇒サンディエゴ・パドレス⇒ロサンゼルス・ドジャースと各球団を渡りました。現在は、テキサス・レンジャースでコーチをしていています。

通算成績は355勝227敗最多勝利は3回最優秀防御率は4回、アメリカでの投手の賞で最高の賞であるサイ・ヤング賞も4回も獲得しています。特に、1990年代に素晴らしい活躍をしました。記録を並べただけでも、いかに凄い選手だったのかが容易に想像できますね。

マダックス投手はシカゴ・カブス、アトランタ・ブレーブス時代に背番号31番をつけていてその2チームでは31番が永久欠番になっています。2チームでの永久欠番は本当にすごい選手だったと言える証ですよね。

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歴代達成者を確認しよう

田中将大投手が4月27日に97球で完封勝利をおさめました。日本人投手で3人目の「マダックス」となりました。ここではメジャーリーグ歴代日本人選手のマダックスの達成者を紹介します。

2008年7月7日 ロサンゼルス・ドジャース 黒田博樹投手 91球

2016年日本球界を引退した黒田博樹投手はメジャーリーグでも活躍を見せてくれました。2008年7月7日アトランタ・ブレーブス戦で1安打、6三振、四死球0の91球で完封勝利を成し遂げています。91球ということは1回約10球ペースですから、素晴らしい省エネ投法で打者を打ち取りました。本当に素晴らしい成績ですね。

2017年4月27日 ニューヨーク・ヤンキース 田中将大投手 97球

田中将大投手は日本球界のエースとしてシーズン負けなしの記録もありました。やはり、アメリカでも記録を残してくれましたね。しかし、意外にも田中投手はアメリカで2度目の完封勝利がマダックスだったんです。もう少し完封勝利をしてそうなイメージもありました。それだけメジャーで完封するのは難しいということなのでしょう。

やはり、アメリカの投手の分業制が明確にされており、球数により中々完投するというところまでいかないということだと思います。まだ、28歳でこれからも活躍できる投手ですので、まだまだ「マダックス」を成し遂げてもらいたいですね。そして、マダックス投手の100球未満の完封記録13回をこえてもらいたいものです。

2005年6月14日 ミルウォーキー・ブルワーズ 大家友和投手 98球

大家友和投手は横浜ベイスターズでプロ入りし、その後、メジャーに渡りました。2005年のタンパベイ・デビルレイズ戦で98球の完封勝利をおさめました。9安打、6三振、四死球1の記録でした。この成績をみると先の2人と比べ圧倒的に安打数が違います。

打者をだしてもダブルプレーなどが多くあり、「マダックス」となりました。塁にだしても、打ち損じを狙い、良い流れで試合が進められた結果といえるでしょう。

 

ちなみに、2016年のメジャーリーグの完封勝ちは36回でした。その中でマダックスは3人の投手です。このように、この記録は1年間で数回あるかないかの記録になります。本当にマダックス投手は現役時代13回もこれを達成したというのは、コントロールに絶対の自信があり、思い通りの投球ができていた投手と言えると思います。

 

まとめ

・「マダックス」は100球未満の投球で完封勝利をした投手に与えられる称号!!

・マダックス投手は現役時代13回もの100球未満の完封勝利をおさめました。通算勝利数も355勝の大投手!!

・日本人でマダックス達成者は3名。田中将大投手の更なる記録に期待!!

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