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石井琢朗の凄さがわかる名言!天才の成績・記録からコーチ力の高さまで迫る!


投手から打者に転向するという選手は時々いますが、投手としてプロで勝ち星を上げた選手が打者に転向し、2000本を越える安打を放ったというのは、史上わずかにふたりしかいません。
打撃の神様といわれた川上哲治氏と、この石井琢朗氏です。

横浜大洋ホエールズ(現、横浜ベイスターズ)と広島カープで俊足巧打堅守と、すべてにおいて抜群の能力をもった選手として活躍し、通算安打2432本、本塁打102本、盗塁358個を記録。引退後は広島カープ、東京ヤクルトスワローズのコーチを歴任しています。

現役時代の活躍はもちろん、打撃コーチとしての手腕も高く評価されている石井氏。

今回は石井琢朗氏の名言から、天才バッターの成績や記録からコーチ力まで迫ってみましょう。

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石井琢朗氏について

まずは石井琢朗氏の経歴を追ってみます。

1970年8月25日生まれ、栃木県佐野市出身。栃木県足利工業高校を卒業後、大学進学希望だったためドラフトにかからず、その後、横浜大洋ホエールズにドラフト外で入団。

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高卒一年目に一軍初登板初先発で見事に勝利。しかしその後、本人の希望により内野手に転向。1993年にはレギュラーを獲得し、盗塁王になります。]

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俊足巧打のうえ、堅守でも見せ、盗塁王4回、最多安打2回、ゴールデングラブ賞4回の名手として、1998年には横浜ベイスターズの38年ぶりになる日本一に貢献します。

驚くべきはその適応能力です。投手から転向一年目にして三塁手として活躍し、翌年にはゴールデングラブ賞を獲得。その後、監督の意向で遊撃手に転向し、そこでもまたゴールデングラブ賞を受賞

通常、遊撃手は広い守備範囲と様々な判断力を必要とするポジションであるため、遊撃手を守備の負担が少ない三塁手にコンバートする事はありますが、その逆は珍しく、石井氏の身体能力の高さと、状況判断力の早さがうかがえます

2009年に広島カープへ移籍。2012年に引退。その後はカープの守備走塁コーチに就任。2016年から打撃コーチ。2018年には東京ヤクルトスワローズの打撃コーチとなりました。

 

私が選ぶ、石井琢朗氏の凄さがわかる三つの名言

「なんの根拠もない自信とプラス思考で打席に入ったとしても何も起きないんで。常に100点満点を目指す必要はないんですよ」

石井氏は2016年から広島カープの打撃コーチになります。
その前年、カープは貧打に泣かされていました。
2015年、チーム打率.246でリーグ5位、本塁打105本で同3位、総得点506で同3位。

ところが石井氏が打撃コーチに就任すると一変します。
2016年、チーム打率.272でリーグ1位、本塁打153本で同1位、総得点684で同1位。
2017年、チーム打率.273でリーグ1位、本塁打152本で同1位、総得点736で同1位。

特に注目すべきは総得点です。野球は点取りゲームですから、この数字が勝敗を決めます。
石井氏は選手の打撃結果には一切文句を言わず、ただ球種は何を待っていたのか、何を考えながら打席に入ったのかなど、得点に結びつけるために何をしたかにこだわった指導をするそうです

良くて3割しか打てない野球において、7割の凡退をどう生かすか、意図のある打撃を考えさせる事で、根拠のある自信を持った選手たちが、打撃力を向上させたのです。
石井氏はいい意味でのマイナス思考を生かしたと言えます。

世間では根拠のないプラス思考がもてはやされていますが、それはある意味で硬直化であり、多様な可能性を阻害しているのかもしれません。

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「結果はひとつですけど、状況に応じて過程はいろいろ、方法もたくさんあります」

チームが円陣を組む際、石井氏はコーチとして、具体的なアドバイスをする事が多いそうです。
例えばスワローズのある投手は、フォームや腕の振りの速さに対してボールは遅いので、直球に泳ぐくらいの感じでいいと伝え、見事に攻略しました。

しかし、ある日のタイガース戦では、円陣を組んだのに何も言わなかったそうです。石井氏いわく、そうすると相手が勝手に考えてくれるからだとの事。実際にその後、相手投手は四球を出し、自滅。

結果は勝った負けたと、ひと言でまとめられます。しかしその過程や方法は、まさに多様です。そこには2400本を越える安打を放ったからこそ知る駆け引きと、複数のポジションで一流になった経験からくる柔軟な思考力が反映しているのでしょう。

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選手たちに様々な過程をシミュレーションさせるのが、石井流コーチングの極意といえます。

 

「試合は試し合いと書く字の通り、練習で取り組んだものを試し、できなければまた練習という繰り返しになる」

普通ならば試合こそ本番と考えます。しかし石井は試合は「試し合い」だとします。

そこでうまくいかなければ、再び練習を繰り返す。
そのルーティンは、まさに飽くなき向上のためにあるといえます。

試合も練習も、日々繰り返されるのがプロ。
その両方をひとつのルーティンとして、次に生かす。
プロの指導力とはそれを継続させる事にあるのでしょう。

 

名言からの学び

・何事にも根拠は必要。満点を目指すよりも、根拠をもって課題をクリアし、経験を積み重ねていくのが、よりよい問題解決につながる。

・結果に至るプロセスと方法論を大事にし、それに自らの経験を組み合わせる事で、よりよい結果が導き出せる。

・練習も試合もひとつのものとして、絶え間ない努力が結果に結びつく。

 

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