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古田敦也の凄さが分かる名言集!球界レジェンドのリーダー論にも迫る

2017/08/10

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野村監督が評した「強気」と「頭の良さ」も武器に、数々の金字塔を打ち立てた古田氏。今回は、同氏が残してきた数多くの名言の中から3つを取り上げ、超一流のプロとして成功を収めた秘訣や、リーダーシップ論を考えてみたいと思います。

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古田敦也氏について

まず最初に簡単に古田敦也氏について確認しておきましょう。

1989年ドラフト2位でトヨタ自動車からヤクルトスワローズに入団し、2007年の現役引退まで同球団一筋で名捕手として一時代を築いた古田敦也氏。ラスト2シーズンは選手兼監督も務め、その後は現在に至るまで野球解説者、スポーツキャスター、タレントとして幅広い活動を展開しています。

立命館大学4年時のドラフトで日本ハムファイターズからの指名を受ける予定ながら寸前で話が流れ、結局どの球団からもお声が掛からなかった古田氏。しかしながら、そのことで逆に持ち前の反骨心に火がつき、名門の社会人野球チームで実力を伸ばし、実績を積むことによってプロへの扉を開きました。

ちなみに、ヤクルトの指名を受けたドラフト会議では当日の会場で、後の恩師となる野村克也監督が獲得に難色を示したそうです。その理由は、古田氏が眼鏡をかけていることを不安視したため。「眼鏡をかけた捕手は大成しない」という定説(俗説?)が当時の日本の野球界にあったようですね。しかし、古田氏の高い資質を評価していたスカウトの説得で、無事に指名にこぎ着けることが出来ました。もし、土壇場で指名を回避していたら、野村監督から英才教育を施されることはなく…“ID野球の申し子”として球史に名を残す名捕手は誕生しなかったかもしれません。

扇の要の捕手としてはもちろん、打者としての才能も秀でていた古田氏。1991年には首位打者を獲得し、打率3割を超えたシーズンは捕手としては歴代最多の8回。シュアな打撃で主力打者として活躍し、2005年には大学・社会人野球出身選手として初めて2000安打を達成しました。

 

特選!私が選ぶ「古田敦也の三大名言」

「短い時間で判断するためには、準備としての知識や情報の蓄積が必要」

“グラウンドの司令塔”とも評される捕手というポジション。野球のディフェンスで特に重要と言われるセンターラインの、まさにメインとなる位置に座り、なおかつ唯一人、グラウンド全体を見渡せる役割となります。その責務の重さは、他の守備位置の選手とは単純に比較できない独特のもので、疲労度も計り知れませんが、チームを勝利に導いたときの達成感や充足感は、とてつもなく大きいと思われます。

そんな重要なポジションで長年に渡って活躍を続け、誰もが認める立派なキャリアを蓄積してきた古田氏が最も大切にしてきたのは「準備」。スワローズに入団した当初、野村監督から言われた「とにかく準備が全てだ」ということを忠実に実践し、実戦でのパフォーマンスの発揮と数多くの成果に繋げてきました。

基本的には相手打者のデータを洗い出し、整理して反芻する。膨大な量の知識や情報を頭に入れてしっかりと「準備」し、刻一刻と変化する試合状況に応じて、いかに効率的に抽出していくか…。捕手としての力量の評価に直結する作業は、一朝一夕には身につかない高いレベルのものだったと思いますが、古田氏は野村監督が認めた「頭の良さ」で、プロでの経験値を上げていくとともに、「準備」のクオリティーも上げていったと思います。

データを分析し、考える野球を継続して勝利の確率を高める。そのために、しっかりと「準備」して試合に臨む。非常に理に叶った、説得力のある考え方ですね。

「準備」と言えば、学生なら明日の授業に備えての予習やテスト対策、あるいは試験勉強。また、ビジネスマンなら大事な商談やプレゼンテーションに向けてのシミュレーションといったところでしょうか。ぜひとも参考にしたい名言です。

 

「結局たどりついたのが、結果を気にしないということだった」

一見、ある意味“肩の力の抜けた”言葉にも映りますが、これもまた名言だと思います。基本的に週に6試合をこなし、レギュラーシーズンで約半年、さらにポストシーズンも含めれば約7か月もの間、頭脳を駆使して戦い抜かなければならない過酷な日々の中では、このような非常にポジティブな考え方も必要不可欠ですね。

ただ、それもやはり、常日頃から「準備」を万全にして、それを試合で出し切ることを心掛けて臨んでいる自負があるからこそ、割り切れる部分は割り切れるという境地に達することができたと推測できます。やるべきことを怠っていたら、それはただの“お気楽主義”になってしまいますから…。

そのうえで、たとえ思わしくない結果になったとしても、最善を尽くしたのだから仕方ない。悪かった部分はきっちりと見直して修正し、次の「準備」のために役立てる。古田氏は、こういったことを地道に継続し、自身の能力にさらなる磨きをかけていったはずです。

私たちも、何事に対してもまずは「準備」を重視し、やるべきことをやったら結果は気にしないという前向きな姿勢を見習いたいですね。そうすれば万が一、思い通りの結果にならなかった場合でも、深い後悔は残らないはずですから。

 

「リーダーシップに正解・不正解はない」

プロ野球界でのラスト2シーズンは、プレーイング・マネジャーとしての重責を担った古田氏。良い結果を追求するために、選手一本で過ごしてきた年月とは全く違う重圧も間違いなくあったでしょう。その中で同氏が肝に銘じていたのは「無理に独自のリーダーシップを構築しない」ことだそうで、その思考法が、この名言に端的に表されていると思います。

野村監督、そして若松勉監督。古田氏が使えた2人の指揮官は、それぞれタイプが全く異なり、チーム作りの方法も違っていたそうです。

データを駆使したID野球はもちろん、私生活の面も含めて選手への“教育”が根幹を成していた野村監督と、自らが先頭に立って細かく指導するのではなく、各部門の担当コーチに任せて選手を伸び伸びとプレーさせることに主眼を置いていた若松監督。どちらが正しく、どちらが間違っているということはなく、様々な手法があることを古田氏は身近で学ぶことができました。

チーム編成も生き物であり、シーズンごとに状況は変化します。その時々で柔軟に対応することが、リーダーシップを発揮するうえでも大切…というのが、古田氏の考え方のようですね。

オリジナルにこだわりすぎるのではなく、臨機応変に対応し、自分らしいリーダーシップを作り上げる。一般社会でも、組織の上に立つ、あるいはこれから上に立つ予定の皆さんには、参考にして良い名言だと感じます。

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名言からの学び

・知識や情報を蓄積して「準備」することが大切。これは、学業はもちろん、仕事でも良い成果を挙げるために見習いたい習慣。

・しっかりと事前に「準備」していれば、結果を気にすることなく、ポジティブな姿勢で物事に臨める。

・リーダーシップに正解も不正解もない。それよりも、その時々の状況に応じて柔軟に対応することが大事。

 

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